沖縄移住応援サイト りっか沖縄東京相談員のブログ

将来は海外への移住も考えている。 沖縄への移住はその第一歩。

山﨑 理沙さん
(2021年11月に関東地方から沖縄へ移住)

【沖縄移住までの流れ】
2021年8月上旬:りっか沖縄の相談会に参加
2021年8月下旬:紹介企業へ見学訪問
2021年9月上旬:企業から内定
2021年11月:沖縄へ移住

かねひで、サンエー、ユニオンなどを調査

沖縄に引っ越して苦労したこと、それは野菜が高く、どこのスーパーが安いかも知らなかったため色々なスーパーを散策したこと。
仕事は決まっていたもののすぐに給与が入るわけではないため、移住後の生活は節約する必要があり、その時期が一番大変だったと話す山﨑さん。せっかくの機会なので沖縄のスーパーをのぞいてみることに。

【沖縄のスーパー】

2022年7月 那覇市のスーパー 関東のスーパー
ニラ 149円 138円
ネギ 213円 158円
もやし 70円 39円
白菜(1/4) 170円 158円
卵(10個入り) 210円 198円
牛乳 246円(946ml) 179円

もやしが高級品であることは以前別の記事でも紹介しましたが、やはり沖縄のスーパーの商品は若干高く感じます。

特に注意が必要なのは、山﨑さん同様移住した直後の時期です。
移住後就業先が決まっていてもすぐに収入を得ることができないため、しばらく生活するための蓄えが必要ということ。引越し費用や沖縄への移動費用、住む物件によりますが敷金、礼金と最初にお金がかかるイベントごとも多いため、少しでも備えをもって移住を計画しましょう。

ちなみにスーパーの特売チラシを見ると安い商品もたくさん見つかります。

・サンエーの特売で卵10個入り118円
・かねひででは白菜1/2が88円
・イオン琉球では長ネギ1本88円
・りうぼうでは牛乳1本218円
といったように各スーパーで御一人限定〇点限りという見出しで特売をしています。
今はスーパーのチラシをネットでも見れるためどのお店が安いのか調査して訪問することも大切。日々の積み重ねが意外と大きな成果につながります。

 

引越しはかばん一つ、業者への依頼は、車の輸送のみ

沖縄に移住する際、多くの人の負担になることは『引越し費用』。
全部まとめて一つの引越し会社にお願いしたいと思っても、金額を考えるとなかなか難しい。。だからいらないものは整理して、宅急便、船便、航空便と荷物の量や必要なタイミングを考えて荷物をわけて節約する人が多い。

だけど山﨑さんの場合は家具、家電のついた『シェアハウス』を選択し、荷物は手荷物のみ。かかった費用は唯一業者にお願いした車の輸送=6万円。どこに引っ越しするかを先に決めていたからこそ費用を節約して移住に成功。しかもシェアハウスでは山﨑さん同様、県外から来ている人が多く、共有スペースのリビングで交流もあるため、さみしく感じる機会もなく、安心して生活をスタートしました。

家賃も敷金、礼金がかからず、Wi-Fiや光熱費が全部込みで1か月4万円ほどとお手軽な金額。しかも場所が那覇市内のため空港からも近く、実家に帰省する際も楽々移動ができると笑顔で話してくれました。就職する企業側で住宅補助や社宅完備などがあれば安心もできますが、デメリットとして応募する企業に制限がかかってしまいます。
移住当初はお金もかかるため、シェアハウスを活用して徐々に自分の生活を準備していくのも一つの手段です。

 

仕事も休みも充実!!

沖縄に移住すると給与が安くなるから、本当に生活できるのか?と心配する人も多い。山﨑さんの場合、どうなのか?話を聞いてみました。

給与面について、今の仕事は1日の拘束時間が10時間と長く設定されている分、月13日も休みと休日が多い仕事とのこと。もちろん基本給与で考えると関東で就業していた時より給与は下がりますが、シフトの関係で休日出勤をすることもあり休日出勤をすると手当もしっかり支給されるため関東で働いていた時よりも給与がよくなることもしばしば。とのこと。それでも月10日前後の休日はあり、関東で働いていた時よりも心が軽いと話してくれました。
その理由は休みの日の過ごし方。

以前関東にいるときは休みと言えば1泊2日で旅行に出かけてリフレッシュしていましたが、沖縄だと日帰りで、しかもガソリン代だけで好きなところへ出かけられるということ。
中部や北部の海に行ってシュノーケリングをしたり、犬の保護施設で犬の散歩のボランティアをしたりと充実。車一つ、ガソリン代のみでどこでも気軽に出かけられるため、心も軽く、関東にいる時より生活において余裕が出てきていると話してくれました。
通勤時間や就業時間は関東にいたときと変わりがないけれど、好きな自然を身近に感じることができるため、オンオフのメリハリが取りやすく、心にゆとりができているとのこと。

移住検討中の時は、沖縄の海が大好きだから中部や北部を第一候補として考えていましたが、実際には那覇に住居を構えて正解だったとのこと。スーパーなど近隣で見て回る場所もあれば、少し車を走らせれば南部にも、中部にも大好きな海があり、北部の観光も日帰りで可能。友達が来た時の迎えにも行きやすく、帰省するための空港も近いから安心。駐車場代も1か月5,000円のためそれほどの負担も感じていないとのこと。

スーパーでの買い物代は少し高くなってしまいましたが、お金を使わなくても気軽にリフレッシュできる環境が沖縄にはたくさんあるから、沖縄での生活は大満足です。と笑顔で話してくれました。

沖縄に移住して困ったことを教えてください!!

これから沖縄に移住する皆さんに沖縄に移住して困ったことや悩みを教えてください。と何度も聞いていたのですが、沖縄での生活はとても充実しておりなかなか困ったことが出てこない山﨑さん。

それでもひつこく聞いてみると
『沖縄のガソリンスタンドは利用するまで金額がわからなくて怖い』
『今住んでいる物件は築浅の物件ではあるものの、それでも年中、虫が出る』
ということ。

確かにガソリンスタンドをのぞいてみると外から見えるところにガソリンの金額表示がされていない場所もちらほら。利用するまで金額がわからないため行きなれた場所以外は怖くて利用できないというのも納得。是非沖縄旅行をした際に確認してみてください。

そして虫が出る、虫が大きい。というのもホテルに泊まっている時にはわからないことです。沖縄は湿度も高く、年中除湿器を使わないと服やかばん、靴もカビだらけになってしまいます。観光で見る沖縄と住んで見えてくる沖縄はまた一つ違いますので是非ご注意ください。

考えるより行動する

最後に沖縄移住を考えている皆さんに山崎さんなりのアドバイスをもらいました。
それは『考えれば考えるほど、マイナスなことが思いついてしまうことが多いから、まずは行動をすること。そうすると次のステップも自然と見えてくる』ということ。

これはすごく大切な話だと思いました。どうしても準備をしようと考えてしまうと大丈夫かな。と不安になってしまう側面もあります。本来であれば準備をすることで安心して臨めるはずが人の足を止める結果になることにも。

だけど実際に行動してみると想像していたことと違うことが起きることも多いはずですし、行動して見えてきたからこそ対応できることも多くあります。

『沖縄に移住する』というのはとてもエネルギーがいることで、心配も多くあるかもしれませんが、同じ日本の、一つの地域にすぎません。言葉もお金も同じだし、時差もありません。『沖縄に行きたい』という気持ちが純粋に一番大切なことです。

山﨑さんは今は英語の勉強に興味を持っていて、英語の話せる人と友達になり会話力をつけて、次はもっともっと自然を感じる海外に移住したい。と楽しそうに話してくれました。
行動するからこそ次から次へ夢もあふれていくのだと彼女の笑顔を見て感じました。